暗闇の中の少女
ぐるぐる考えて不安になる



「…あー…。」



歯切れの悪い速斗に不安は募る一方で…。



『ご、ごめんね…。私付き合えたのが嬉しくて舞い上がりすぎちゃったね…っ。今すぐ帰るから……っ!』



ソファーからバッと立ち上がって持って帰ってきた荷物を持って玄関に向か……おうとした。



けど、出来なかったんだ。速斗が私の腕を掴んだから



「や、そうじゃなくて…っ!違うんだ…。これは……あー…っと…葛藤ってやつで……。これ以上近づくと…その麗美をめちゃくちゃにしたくなるから……。」



恥ずかしそうに言った速斗



『…めちゃくちゃにすればいいのに…。』


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