暗闇の中の少女
「そうか。わかった。また明日な?」



わざわざ玄関まで見送ってくれた速斗に手を振る



パタンと音をたてて閉まったドア



自分の部屋に入るけど……不思議さっきまで一緒だったくせにもう会いたいとか思ってる…明日だって会えるのに…。



『…はぁ。お風呂でも入ろ…』



お風呂に入って頭の中スッキリさせてもう寝よう。



じゃないと速斗の事ばっかり考えて可笑しくなりそう



…昨日までは歯止めが聞いてたはずなのにな…。



そんな事を、ボンヤリと考えながらお風呂に浸かる



でも、間違いなく言える事は幸せだって事



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