暗闇の中の少女
「速斗帰ったんか?」



『さっき帰りましたけど…なにか用事でもあったんですか?』



「んー。用事って程じゃないけどな。まぁ。帰ったんならいいや。」



それからは颯さんは近くにあった椅子に座って速斗さんと同じように私と会話してくれた



『颯さんはなんで医者になろうと思ったんですか?』



「俺はね。小さい頃に母さんが亡くなってんだ。病気でね。それからかな?いつか医者になってそうやって病気で亡くなる人を少しでも減らしたいって思ったのは。」



『ご、ごめんなさい。無神経な質問して…』



「いいんだよ」



『でも…素敵ですね…』


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