暗闇の中の少女
『あ!あのお店可愛いいっ!』



たくさんのお店を見てまわってテンション上がりまくりの私と私の手を繋いで私に微笑みかけてくれる速斗




幸せだと思った



こんなに幸せでいいのかな…私。



そう思ってしまうくらいホントに幸せだった。この時までは…。




ブーブーブーブー



「あ、俺だ」



そう言って速斗がスマホを取り出し表示を見て顔を顰めた



『電話出ないの?』



「あー…。ごめんな?ちょっと向こうで電話してくる」



そう言って私をベンチまで誘導してから速斗は少し離れた所に行ってしまった




速斗に誘導されたベンチにストンと腰を下ろす



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