暗闇の中の少女
「そうか?ありがとな」



いえ。そういう意味を込めて首を軽く左右に振る



「そーいえば。速斗となんの話してたんだ?」



『ホントに他愛もない話ですよ?速斗との思い出とか…』



「ん?今、速斗って言った?」



『え…言いましたけど…』



「俺も。俺も。颯って呼んで?あと敬語もなし!」



速斗と同じ事を言ってる颯さん。流石双子だなって感心する



『……颯。』



「やっぱ。こっちの方がしっくりくるな」



うーん。二人の事は呼び捨てだったのかな…?



まぁ。いっか



「麗美、もう時期消灯時間だからちゃんと寝ろよ?」


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