暗闇の中の少女
まるで小さい子に言い聞かせりるように言った颯に笑いそうになるなんとか堪えて返事を返した



『はぁーい』



私がちゃんと布団に入ったのを見届けてから病室を出ていった



布団に入って思い出されるのは今日喋った速斗と颯。



…速斗はなんであんなに悲しそうだったのかな…?



思い返してみるけど答えなんか見つかんなくて…



『ふぁー』



考えるのは止めよ…。なんか今日はいっぱい喋ったから眠くなっちゃった



おやすみー…



そして次の日も速斗は約束通り来てくれた



「麗美」



優しく速斗が私の名前を呼ぶ



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