暗闇の中の少女
なぜか安心するし懐かしい…



『速斗!』



私も元気よく速斗の名前を呼ぶ



それから速斗は絶対毎日来てくれてお喋りした



まぁ。お仕事の関係で夜遅かった時もあったけどね…



でも、そんな日々ももうすぐお終い!



長かった入院生活は明日終わる



退院して大丈夫って今日颯に言われたんだぁ



「麗美?今日も来たぞ」



『あ!速斗!!』



「どうした?機嫌いいじゃねぇか」



『実はね!明日退院する事になったの!』



「お!そりゃあ良かったな」



私の頭を撫で撫で速斗が優しい手つきで撫でる




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