暗闇の中の少女
どきっと胸が高鳴る



『えへへ』



それと同時にーーーー速斗にとっての私はーー“妹”みたいな存在だから…



その言葉がふと頭を過ぎった



『…え…?』



思わず声に出してしまった



案の定近くにいた速斗は不思議そうにこちらを見ている



なに、今の声……?



あの声は…誰…?



「麗美?大丈夫か?」



『あ…うん。大丈夫』



なんだったんだろう…?



…記憶の一部だったりして。なーんてね



「じゃあ、明日は俺が迎えに来るな」



『え、ホント?』



「あぁ」



そんなこんなで明日は速斗が迎えに来てくれる事になった


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