暗闇の中の少女
お見通しだとでも言いたげな速斗の声



「今からでも来い」



『…わかったよ』



「んじゃ、待ってるな」



『……うん』



支度は全部終わったから後は家を出るだけ…家から一歩出ると…



『…暑。』



まだまだ容赦ない日光が照りつける



今は9月なのに…。



『はぁ。行かなきゃ』



地図を見ながら歩いていく



暫く歩いて建物が見えてきた。だけど…



『でか…』



いくらなんでもでか過ぎる校舎



いったいここはホントに学校なんだろうか?という疑問も頭の中で飛び交う



でもその疑問は門をくぐって直ぐに解決された


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