暗闇の中の少女
「どうした?なんかあったか?」



『あ。うん』



これまでの経緯を話すと速斗はとんでもない事を言い出した



「理事長室は5階だ」



『……は…?』



理事長室は5階??



え?理事長室って1階にあるもんじゃないの?



『……普通は1階じゃない?』



「まぁ。大体そうだな」



『探した意味ないじゃん。それに5階まで階段上がるの面倒くさい。』



「ははっ!」



電話口でいきなり笑い出した速斗



『え?なに。』



「いや、前も同じ事言ってたなって」



私って昔から面倒くさがり?だったのかな?



< 43 / 330 >

この作品をシェア

pagetop