暗闇の中の少女
「あ、Sって言うのは…頭脳明晰、運動神経抜群、容姿端麗の生徒…そして、族の幹部以上に属す生徒達がいるところよ。」



族の幹部以上……どくんっ…



心臓が握られるような痛みが走る



なんだろう…この嫌な感じ…。



「麗美…?」



女の人…南先生が私の顔を覗き込む



「大丈夫か?」



私が黙っていたからか速斗にも声をかけられた



『だ、大丈夫!』



今の嫌な感じは気のせいだよね…?



「さ!麗美行こっか!」



南先生の言葉に頷く



「麗美!いつでも来いよ?」



仮にも理事長なのにそんな事言っていいのだろうか?
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