暗闇の中の少女
白龍side



「いやー。まだ俺らを知らない子が居たんだねー?」



教室から女が出ていった後になって言葉を発した秋樹



「…そうだな。」



それに相槌を打つのは無口なの双子の兄冬樹



「……風磨。調べ終わったか」



「それがさ。出ないんだよ。あの子の情報」



「「え?」」



全員の声が重なる



「うそでしょ?風磨が調べても出ないなんて…」



秋樹がびっくりしたように呟く



他の皆も同じ気持ちだろう



それぞれ秋樹の言葉に頷いてるから



「ますます面白ぇ…」



「えっ!?」



風磨以外が時雨の言葉に反応する



< 56 / 330 >

この作品をシェア

pagetop