暗闇の中の少女
麗美side



教室から出て屋上に向かった私



外に出るととても気持ちいい風が吹いていた



広い地面に寝そべる



『日差し強いな…』



でもとても懐かしい…



なんでこんな気持ちになるのかなんてわからない。もしかしたら過去と関係があるのかもしれない



でも私は…何1つ思い出せないんだ…



その時ギィーと錆びれた音と共に屋上の扉が開いた



「見つかんなかったねー」



「…いた。」



「え…?どこどこー?」



5人の男達…さっきの煩い奴らだった



私に一番最初に話しかけてきたヤツと目が合うとふんわり笑って



『ホントだー!』



そう言って近づいてきた


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