暗闇の中の少女
よくあんな甲高い声が出るよなぁ。なんて呑気に考えてみる



「おっはよー」



なんて言って堂々と遅刻して来た男達



私を視界に入れた瞬間一瞬で雰囲気が変わった



酷いねー。元はと言えど“仲間”だったのにさ



「てめぇ。なんでここに居るんだよ」



『私がどこに居ようが関係ないじゃない。』



「今すぐ消えろ」



『言われなくてもそうするわよ』



あぁ。胸糞悪い。



速斗の所に行こう



もうこの空間に居たくない。



席を立ち女達の横をすーと通り過ぎ教室を出る



『馬鹿みたい』



小さくそう零して理事長室へと向かった


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