暗闇の中の少女
『…可愛い…』



寝顔はとっても可愛かった



いつも抜け目のないしっかりした速斗。



これは……ギャップがヤバイ



思わず見惚れてしまう


ふと視界に入った時計。



それが指す時間は8時。



いくら寮だと言えどもうそろそろ支度をしないと間に合わない



もう少し速斗の寝顔を見たいという気持ちを我慢して速斗の体を揺する



『速斗ー?』



「ん……んぅ…。」



な、なんで、こんな可愛くて色っぽいのよ!!?



『もう、速斗ー!』



もう少し強めに呼んでみるけど



「れみ…?」



呼ばれたと思ったら今度は



『わ!ち、ちょっと!』

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