LOVE%ROAD


「そう…」



と亮は空を見上げてた。



―ヴーヴーヴー



『ごめーん、メールきたからちょっとベンチに座ろ、』



「いーよ」



メールボックスを開けたら、玲奈から一件。



[受信:玲奈]
本文:那柚が寝てる間、亮くんから話しは聞いたから、今日は一緒に帰らなくてもいーよ☆



…あ。



すっかり忘れてたね。



ごめんなさいっ



[送信:玲奈]
本文:ごめーん(/_・、)でも、今日はままが仕事だし、ぱぱも帰って来ないから、亮を送ってから駅に行こう?だめ?



―…送信っと。



一緒に帰れなかったってゆうか、忘れてたかわり、とは言えないけど…



でも、買い物だけでもお供しよーと思って。



[受信:玲奈]
本文:本当?じゃあ、六時に学校でいいかな?たぶん、六時前に委員会終わると思うから〜(つд`)



[送信:玲奈]
本文:O--(☆-3o)--K!!



パタン、と携帯を閉じて右側を見たら、亮の頭がカクン、って落ちた。



―寝てるし。かわいっ



頭を撫でてから、くすぐって起こしてあげる。



「ぎゃははははっ」



極端にくすぐりに弱い亮はすぐに飛び起きた。




_
< 49 / 70 >

この作品をシェア

pagetop