支社長は取り扱い要注意!
「冷蔵庫の中にあるものとキッチンに置いてある調理器具は使ってもいいんですよね?」
キッチンを指差してそう言ったわたしに、
「別にいいが、ロクに買い物に行ってないから冷蔵庫に中身はそんなに入ってないと思うぞ?」
支社長は困ったように言った。
「構いません」
わたしはそう言うと、キッチンへと足を向かわせた。
「あっ、外食は支社長1人で行ってきてください。
わたしは冷蔵庫の中にあるもので済ませますので」
「やれやれ…」
支社長は息を吐くと、リビングから立ち去ったのだった。
バタン…と玄関からドアが閉まった音が聞こえたところを見ると、本当に外食へ行ったみたいだ。
鬼支社長のことだから強引に連れて行かれるかと思ったけど、個人の尊重みたいなことはしてくれるみたいだ。
「さて、と…」
冷蔵庫のドアが開くと、
「結構入ってるじゃん…」
わたしは呟いた。
キッチンを指差してそう言ったわたしに、
「別にいいが、ロクに買い物に行ってないから冷蔵庫に中身はそんなに入ってないと思うぞ?」
支社長は困ったように言った。
「構いません」
わたしはそう言うと、キッチンへと足を向かわせた。
「あっ、外食は支社長1人で行ってきてください。
わたしは冷蔵庫の中にあるもので済ませますので」
「やれやれ…」
支社長は息を吐くと、リビングから立ち去ったのだった。
バタン…と玄関からドアが閉まった音が聞こえたところを見ると、本当に外食へ行ったみたいだ。
鬼支社長のことだから強引に連れて行かれるかと思ったけど、個人の尊重みたいなことはしてくれるみたいだ。
「さて、と…」
冷蔵庫のドアが開くと、
「結構入ってるじゃん…」
わたしは呟いた。