支社長は取り扱い要注意！

「嫉妬したのか？」

「えっ？」

嫉妬って、何のことですか？

そんなわたしの様子に、
「わかってないならいい」

支社長はそう言うと、オムライスを口に入れた。

「えっ、そんな…」

支社長は一体何が言いたかったんだ？

まあ、でもいいか。

結果的にはオムライスは残さずに全部食べてくれた。

お父さん、支社長のおかげでやって行く自信がついたような気がします。

面倒を見ると言う３ヶ月はまだ始まったばかりですが、まひるは無事に乗り切ろうと思います。

心の中でお父さんに語りかけると、
「ごちそうさまでした」

オムライスを完食した。

「明日はバイトがある日か？」

そう聞いてきた支社長に、
「明日はないですが、明後日はバイトがあります」

わたしは答えた。