「先輩、甘えるってなんですか?」
「実乃里、ありがとう。」
あの日から、何日経ったんだろう。




1ヶ月?




2ヶ月?




文化祭は9月の終わりだったから、もう3ヶ月か。




あれから裁判所に行って、着々と手続きが続いたみたい。



私は全然関わらなかった。




と言うより関わりたくなかった。




千裕と公にもやっぱり言わないといけなくて、一昨日話した。




その日はなかなか寝てくれなくて、困ったけど今はもう元通り。




やっぱりまだはっきり理解でできてないから。




季節は冬。




ココ最近はずっと雪が降っている。




肌寒くて、毎日マフラーとコートが手放せない。




実乃里と鳳駕は前と同じように接してくれる。




嫌な顔せずに。




それが嬉しい。




家に帰りたくない日は泊めてくれた。




家で私は両親と話さなくなった。




何も・・・・・・・・信じられないんだ。




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