「先輩、甘えるってなんですか?」
「よし、じゃあ今日はこれくらいでいいかー。」




「うん。そうだね。」




「じゃあ、明日からちょっと用事あって会えないからクリスマスイブだね。会えるの。」





「うん。そうだね。私ケーキ買ってくるよ。」





「本当!?じゃあ、私はDVD借りて、お菓子買ってくる!!」





クリスマスイブは午前中にショッピングして、午後から家でDVD見ながらケーキ食べて、ガールズトークで盛り上がることにした。





楽しみ。





「ホラー映画だけやめてね?」




「どうかなー?」




鳳駕がいてくれたら、ちょっとは安心なんだけどな。




「あれ?イブって鳳駕いるの?」




「お兄ちゃん?多分いると思うよ。あっ、いいこと考えた!!」




こういう時の実乃里って絶対なにか企んでる。




「プレゼント交換しよーよ!!ねっ!!」




「あっ、それいいかも。」





「でしょ!!じゃあ、二人分用意してね?」





「二人分?」




「お兄ちゃんの!!せっかくだし、プレゼントあげて、ちょっとでも近づいたら?」





「でも、鳳駕はくるみ先輩が、」





「そんなの、分かんないよ?付き合ってない限り、可能性はゼロじゃない。でしょ?何もしないより、何か行動だよ。」




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