「先輩、甘えるってなんですか?」
確かにこのままだったら、くるみ先輩が鳳駕にアピールして付き合うことになるかもしれない。




私は、それを黙って見てるなんて無理・・・かもしれない。




何かやって、後悔なく終わったほうが気持ちいい。




「・・・分かったよ。頑張ってみる。」





「うん。頑張れ!!私も協力するから!!」




実乃里と指切りをして、クリスマスイブに頑張ることを約束した。




少しだけでいいから、鳳駕に私の気持ちが届きますように。




私が実乃里を家を出ると、自分の家に。





全く違う世界。




千裕と公は冬休みの間、おばあちゃんの家に行くことになった。




お父さんの引越しとか色々あるから。




やっぱりそういうの見せたくないんだろうね。




私は自分の部屋に入って、クリスマスプレゼントを何にするかネットで調べた。




なんか、ワクワクしてる。




好きな人のプレゼントを選ぶってこんなに楽しいんだ。




誰かのことを思って、何かをするって、楽しいんだ。




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