「先輩、甘えるってなんですか?」
私はそっとリビングを出る。
お母さんとお父さんは共働きで、いつも忙しい。
そして、お父さんが時々家に帰ってこないんだよね。
分かるかな?
・・・・・・・・・・いわゆる、仮面家族。
表向きは普通の家族だけど、本当はいつ離婚してもおかしくないくらい両親が仲悪いの。
私が小学生の時からずっと。
もう慣れたけど、千裕や公には喧嘩している姿を見せないようになんとか私がカバーしてる。
中学の時は文化部に入って、家の手伝いとかご飯を作っていた。
それはこれからも続くと思う。
私は、お互いがお互いのせいにする、両親が大嫌いだ。
両親が仲悪いことは実乃里も鳳駕も知っている。
でも実乃里のお母さんとお父さんは仕事が忙しい親としか思ってないだろう。
私は自分の部屋に入って、部屋着に着替えた。
千裕と公と遊びながら夕飯の準備とお風呂の準備を済ませる。
我ながらプロのような手際の良さ。
お母さんは仕事が終わるまでご飯もお風呂にも入らないからそっとしておく。
こんなお母さんが嫌いなわけじゃない。
お父さんだって同じだ。
ただ、ふたりが喧嘩しているのを見ると、私がなんでここにいるんだ。
こんなこと言うんだったら、結婚しなければいい、千裕と公が可哀想だって思ってしまう。
だから私は両親に尊敬も感謝もしない。
お母さんとお父さんは共働きで、いつも忙しい。
そして、お父さんが時々家に帰ってこないんだよね。
分かるかな?
・・・・・・・・・・いわゆる、仮面家族。
表向きは普通の家族だけど、本当はいつ離婚してもおかしくないくらい両親が仲悪いの。
私が小学生の時からずっと。
もう慣れたけど、千裕や公には喧嘩している姿を見せないようになんとか私がカバーしてる。
中学の時は文化部に入って、家の手伝いとかご飯を作っていた。
それはこれからも続くと思う。
私は、お互いがお互いのせいにする、両親が大嫌いだ。
両親が仲悪いことは実乃里も鳳駕も知っている。
でも実乃里のお母さんとお父さんは仕事が忙しい親としか思ってないだろう。
私は自分の部屋に入って、部屋着に着替えた。
千裕と公と遊びながら夕飯の準備とお風呂の準備を済ませる。
我ながらプロのような手際の良さ。
お母さんは仕事が終わるまでご飯もお風呂にも入らないからそっとしておく。
こんなお母さんが嫌いなわけじゃない。
お父さんだって同じだ。
ただ、ふたりが喧嘩しているのを見ると、私がなんでここにいるんだ。
こんなこと言うんだったら、結婚しなければいい、千裕と公が可哀想だって思ってしまう。
だから私は両親に尊敬も感謝もしない。