「先輩、甘えるってなんですか?」
「ほら、紗代も行くよ!!」
そう言って実乃里が私の手を引く。
「おめでとうって言えてないでしょ?逃げないで。ね?」
実乃里が悲しく笑う。
私が言ったんだ。
このまま家に帰るつもりだった。
でも、おめでとうって鳳駕に言えてないんだから。
自分で決めたことはちゃんとやらなきゃ。
「うん。言わなきゃね。」
「・・・・・・うん。でも、まずはケーキ食べないとっ!!!」
そう言って私の肩をぽんっと叩く。
「じゃあ、行こうか。」
鳳駕の声にみんなが歩き出す。
私はなんとなく気まずくて一番後ろを歩いた。
実乃里はお母さんとケーキについて話してる。
相変わらず食い意地だけは凄いんだから。
いつも通りの実乃里になんとなく安心した。
式が終わってからちゃんと話してないけど、実乃里は多分私の気持ちが落ち着くまで待っててくれるんだろう。
ふと、1歩前を歩く鳳駕の後ろ姿を見る。
この背中を見てもなんとも思わないって感情にならないといけないんだなぁ。
そう思うとまた胸がズキっと痛む。
そう言って実乃里が私の手を引く。
「おめでとうって言えてないでしょ?逃げないで。ね?」
実乃里が悲しく笑う。
私が言ったんだ。
このまま家に帰るつもりだった。
でも、おめでとうって鳳駕に言えてないんだから。
自分で決めたことはちゃんとやらなきゃ。
「うん。言わなきゃね。」
「・・・・・・うん。でも、まずはケーキ食べないとっ!!!」
そう言って私の肩をぽんっと叩く。
「じゃあ、行こうか。」
鳳駕の声にみんなが歩き出す。
私はなんとなく気まずくて一番後ろを歩いた。
実乃里はお母さんとケーキについて話してる。
相変わらず食い意地だけは凄いんだから。
いつも通りの実乃里になんとなく安心した。
式が終わってからちゃんと話してないけど、実乃里は多分私の気持ちが落ち着くまで待っててくれるんだろう。
ふと、1歩前を歩く鳳駕の後ろ姿を見る。
この背中を見てもなんとも思わないって感情にならないといけないんだなぁ。
そう思うとまた胸がズキっと痛む。