「先輩、甘えるってなんですか?」
おばさんがお母さんのことを誘って、またお酒を飲みに行ってしまった。




「ほら、紗代はなかには入れ。」




そう言われて、また鳳駕の部屋に戻る。




私の顔はまだちょっと熱い。




「ごめんなー。うるさくて。」





「ううん。、、、、、、お母さんのあんな楽しそうな顔久しぶりに見たし。良かったかも。」




「そっか。」




「でも思い返したら恥ずかしい。、、、、、、みんなにバレてたなんて。」




「確かに!!でも、俺なんて紗代のお母さんにもらうなんて言ったんだし、そっちの方が恥ずかしいけど。」




鳳駕が珍しく項垂れているから笑ってしまった。




「俺は大学に行くから、たまにしか帰って来れないけど、いいのか?その、後悔してないか?俺と付き合うこと。」




急に真剣に私に聞いた。




遠距離、か。




確かに、色んな噂聞くし、、、、、、




でも私は、、、、、、、




「実はあんまり考えてなかった。だって、振られると思ったから。、、、でも離れてても別に大丈夫だよ。」




「、、、ふーん。じゃあ、寂しいのは俺だけか。」




「え?」




「だって、、、、少しはヤキモチ妬くんじゃないかなーって思ったんだけどな、紗代ちゃん!」




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