「先輩、甘えるってなんですか?」
千裕と公が喜んで飛び跳ねている。




「ほら座れー。出来たぞー。」




テーブルの上に5人分のナポリタンが並べられる。




「やったー!鳳駕お兄ちゃんのナポリタン美味しいもん!!」




公が1番最初に食べ出す。




それを見た千裕も一緒になって食べ始めた。




「沙代、大丈夫?」




「うん。私達も食べよっか。」




実乃里が椅子を引いてくれて、鳳駕の隣に座った。




「「いただきまーす。」」




「うん。美味しい!久しぶりにこの味だー!」




「そうだね。美味しいよ、鳳駕。」




「ん。良かった。」




千裕と公の話を聞きながらお昼を食べ終えて、鳳駕と実乃里が食器を洗うのを見ていた。




手伝おうと思ってもさせてくれないから。




もう大丈夫なんだけどね。




「あっ、そういえば!!私達、隣の県の花火大会行ってくるから!!」




実乃里が思い出したように言った。



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