「先輩、甘えるってなんですか?」
「ここら辺で1番大きい花火大会?」




「うん!今年は高校生だし、他県に行っても問題ないでしょ?」




「まーな。いいんじゃない。」





「やったー!」




「鳳駕はやっぱり勉強するの?」




「まーなー。でも俺推薦だから、それで受かったら暇かな。まぁ、変わらず勉強はしなきゃいけないんだけど、受かっても落ちても合格発表までの間ちょっと遊ぶくらいの時間はあってもいいんじゃないかっては思ってるよ。」




やっぱり推薦受けるんだ。




推薦は確か、8月だったからもう夏休み終わってる。




今年は鳳駕とは遊べないな。




まぁ、遊んでもうるさいだけなんだけど。





「じゃあ、合格発表までの間遊びに行くくらい出来るんでしょ?じゃあ、他県は無理だけど隣町の花火大会は行けるんじゃない?あれってここら辺で1番遅いよね?」




「あっ、そっか。それって8月の最終日とかだよね?学校あるんじゃない?」




「学校終わったら制服で行けるよっ!!」




制服で、花火。




なんか高校生っぽいな。




「楽しそうだね。じゃあ、そうしよっか?」




「うん。そうしよ。」




実乃里と今年は2回も花火見れるなんて今から楽しみだ。




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