不死身さんには傷がある
1章 あなたに恋をしたんです!

ぴるるるるるるん!

目覚まし時計が部屋中に鳴り響いた。

「はぁー、朝か」

まだ寝足りない。

もっと寝たい。

あと、5分だけ寝よう。

そう思った私は大馬鹿者でした。

まあ、皆様のご想像通りの寝坊しました。

「もー!お母さん起こしてよ!」

私は、食パンを頬張りながら言う。

「あら、起こしましたよ」

「起こしてないよ!だって私、起きてないもん!」

「いいから早く行きなさい!」

お母さんの怒鳴り声で目が覚め、時計をはっと見ると、もう8時前にまわっていた。

「いってきまーす!」

そのまま、バタバタしながら家をでた。

< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop