不死身さんには傷がある
1章 あなたに恋をしたんです!
ぴるるるるるるん!
目覚まし時計が部屋中に鳴り響いた。
「はぁー、朝か」
まだ寝足りない。
もっと寝たい。
あと、5分だけ寝よう。
そう思った私は大馬鹿者でした。
まあ、皆様のご想像通りの寝坊しました。
「もー!お母さん起こしてよ!」
私は、食パンを頬張りながら言う。
「あら、起こしましたよ」
「起こしてないよ!だって私、起きてないもん!」
「いいから早く行きなさい!」
お母さんの怒鳴り声で目が覚め、時計をはっと見ると、もう8時前にまわっていた。
「いってきまーす!」
そのまま、バタバタしながら家をでた。