触れたいのは、あなただけ
最終章
会議室での翌日、朝登校すると机の中に箱に入った芳香剤が入っていた。
すぐに、浜野先生からだとわかった。
その日を境に月に1度、芳香剤がなくなる頃にはまた机の中に入っていることが続いた。
直接渡されるとこがない、浜野先生の優しさを感じた。
部屋に置かれたその香りは心を落ち着かせるかと思いきや、浜野先生を思い出させドキドキさせた。