由良先輩はふしだら
*
放課後。
彼氏の部屋。
さっきから、緊張が止まらない。正確には、午後の授業もずっと。先輩にあんなこと言われて頭の中はそればかりで。
部屋ってことは、つまりはそういう……?
お茶を運んで来てくれた先輩が、ローテーブルにそれを置いてから、ベットの上に座った。
「美子もこっち座ったら?」
そういって、ベッドをトントンとする先輩。
先輩のセリフに、心臓がバクンと音立てて。
私、本当に、先輩のこと好きすぎ病で死ぬんじゃないかってぐらいだ。
大好きな先輩と、大好きな先輩の部屋で、2人きり。
こんなシュチュエーションなんて……!
「いや、私はその、ここで、大丈夫、です」
「美子、やらしいこと想像したんでしょ」
っ?!