HARUKA~愛~
第5章 高3のクリスマス 3度目のラブレター
遥奏は受験を一番乗りで突破した。
指定校推薦でずっと行きたがっていた教育学部のある私立の総合大学に見事合格した。
宙太くんがお祝いパーティーをしようと言い出したけれど、遥奏が、残る私と宙太くんの受験を心配し、皆合格してからにしようと言ってくれて、その話はお流れになった。
気がつけば、もう少しでまたクリスマスだ。
私は狙っていた推薦入試を受けられず、結果、年を越してからの勝負となった。
国立の看護学部はレベルが高く、今の私の学力ではギリギリのライン。
先生に相談する前に、私はもう心を決めていた。
「私、私立専願にします」
かなり経済的に苦しいけれど、落ちて浪人する可能性を高めるよりマシだと思った。
私は必ず看護師になる。
それは母との約束で、絶対に破ってはならない。
お金がかかろうとなんだろうと私はやり抜くつもりだ。
私は国語、英語、数学の主要3科目に的をしぼり、勉強を始めた。
指定校推薦でずっと行きたがっていた教育学部のある私立の総合大学に見事合格した。
宙太くんがお祝いパーティーをしようと言い出したけれど、遥奏が、残る私と宙太くんの受験を心配し、皆合格してからにしようと言ってくれて、その話はお流れになった。
気がつけば、もう少しでまたクリスマスだ。
私は狙っていた推薦入試を受けられず、結果、年を越してからの勝負となった。
国立の看護学部はレベルが高く、今の私の学力ではギリギリのライン。
先生に相談する前に、私はもう心を決めていた。
「私、私立専願にします」
かなり経済的に苦しいけれど、落ちて浪人する可能性を高めるよりマシだと思った。
私は必ず看護師になる。
それは母との約束で、絶対に破ってはならない。
お金がかかろうとなんだろうと私はやり抜くつもりだ。
私は国語、英語、数学の主要3科目に的をしぼり、勉強を始めた。