HARUKA~愛~
「 クリスマスくらい休みてえよ 」

「しょうがないよ。私達受験生なんだから」

「遥奏は今頃何してんのかなあ…。映画でも行ってるかもな。原作が漫画のラブコメ上映されたばっかだし…」

「宙太くん集中して。受験落ちても良いの?」


宙太くんに釘を差し、私は黙々と大学の過去問を進める。

宙太くんは、苦手な国語の赤本を広げて目をしばたかせながら、それとにらめっこしていた。
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