HARUKA~愛~
太陽が稜線に隠れ始めた頃。
母が私達のところにやってきた。
「2人共楽しんでる?これから線香花火やるから、中庭に行きましょう」
中庭に行く間、私達はグリコをした。
立ち止まる度に母が急かしたが、マイブーム、いやアワーブームだったからどんな目で見られようと階段を降りきるまでは止めたくなかった。
結局、私が負け続けるせいで中断する羽目になってしまった。
「晴香、じゃんけん弱いのね~。一体、誰に似たのかしら?」
そういう母もまた、じゃんけんに弱かった。
母が私達のところにやってきた。
「2人共楽しんでる?これから線香花火やるから、中庭に行きましょう」
中庭に行く間、私達はグリコをした。
立ち止まる度に母が急かしたが、マイブーム、いやアワーブームだったからどんな目で見られようと階段を降りきるまでは止めたくなかった。
結局、私が負け続けるせいで中断する羽目になってしまった。
「晴香、じゃんけん弱いのね~。一体、誰に似たのかしら?」
そういう母もまた、じゃんけんに弱かった。