優しい悪魔に溺愛されてます
でも、出会ったばかりの自分にここまでしてくれるアルは、不思議だった。
それに、こんな素敵な洋服が私に着こなせるだろうか?

「素敵なお洋服ありがとうございます。
でも、私には受け取れません。」

『何故?もしかして気に入らなかった?』

困ったようなそれでいて悲しそうな顔をさせたくてしたんじゃないけど、少し困る。

「そんなことをじゃないんでけど、私なんかに、」

『なんだそんな事か
それじゃあ、゙郷に入ったら郷に従え゙ということわざがあるだろう?
それに、君の元の服で街に入ったら少し目立つよ?』

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