優しい悪魔に溺愛されてます
もう何日も、外に出てないせいですっかり白くなってしまった腕から点滴の針をゆっくりと抜く。


少し出てしまった血液は、テッシュで圧迫止血して、気が変わらないうちに病室から外へ。


すれ違う、看護師さん達を中庭への散歩だと言ってかわし、病院の裏側へ。


山の中へと足を進める、やっぱり動いてないからか、少し歩いただけで息が上がる。

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