愛があればなんとやら
あの頃と今
「斉藤先輩」

今日も山田くんがやって来た

いつも通り中身のない話をする

「ゆーりー!!!」

「え!なに!?」

急にクラスメイトが号泣した状態で

突進してきた。

「フラれてきた…」

「え!?
あの幼なじみ君と!?」

「うん…」

この子は同じ学校の幼なじみと

付き合ってるって聞いてた。

羨ましいなって一瞬思ったりしたけど

さほど気にならなくなってた。

「なんかね、幼なじみとしての好きと
恋人としての好きをね
勘違いしてたんだってさ。」
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