プレシャス~社長と偽りの蜜月~
深い森を抜けると目の前には緑の芝生が一面に広がる。芝生の真ん中にある緑の屋根のガゼボを見つける。
私は走ってカゼボの中に到着。
中はオトナが二人位しか入れない小さなスペースにベンチがあるだけの簡素な造り。
幼い私にとってここはお城だったと雅人は言っていた。
勉強嫌いの私はよくここに逃げて雅人を困らせたと言う。
私はベンチに腰を下ろし、暫し物思いにふける。
壁に書かれた落書きに驚いた。
白いチョークで描かれた相合傘。その傘の下には私と雅人の名前。
――――――私達は幼い時からこうやって将来一緒になるコトを望んでいたのだと改めて思った。
きっと、雅人が私の初恋の人なんだ。
記憶はないけど、私と雅人は望んだ未来を手に入れて、同じレールの上を歩いている。
豊永さんの存在など気にする必要ないほどに、深い愛と縁で結ばれているのね。
私は走ってカゼボの中に到着。
中はオトナが二人位しか入れない小さなスペースにベンチがあるだけの簡素な造り。
幼い私にとってここはお城だったと雅人は言っていた。
勉強嫌いの私はよくここに逃げて雅人を困らせたと言う。
私はベンチに腰を下ろし、暫し物思いにふける。
壁に書かれた落書きに驚いた。
白いチョークで描かれた相合傘。その傘の下には私と雅人の名前。
――――――私達は幼い時からこうやって将来一緒になるコトを望んでいたのだと改めて思った。
きっと、雅人が私の初恋の人なんだ。
記憶はないけど、私と雅人は望んだ未来を手に入れて、同じレールの上を歩いている。
豊永さんの存在など気にする必要ないほどに、深い愛と縁で結ばれているのね。