プレシャス~社長と偽りの蜜月~
部屋に入るなり、雅人は嘆息して、ソファに腰を下ろす。
「どうしたの?雅人」
「別に・・・最近、離婚は口にしないけど、離婚する気はなくなったのか?」
「無いワケじゃないわ・・・お母様の体調が少し優れなかったようだし、私達が離婚するなんて知れば余計な心労かけるでしょ?」
「そう言うコトか・・・」
雅人は納得してスマホを弄り始める。
同じ空間に居ながらも別々のコトをして時間を過ごす。甘い睦言もスキンシップもない。今は唯の同居人だ。
「雅人は私のコト愛してるのよね・・・」
「いつでも朱音をコトを想っているよ」
「じゃいつも私のコト抱きたいと思ってるの?」
「…あんな風に無理矢理抱いて・・・罪悪感があるし。今は求めないように自制している。だから、そんなコト訊くなよ」
箍の外れた雅人が今度はストイックになっていた。
「朱音が俺を欲しいのか?」
雅人はスマホからテーブルに置き、私を興味深々に見た。
「じ、冗談言わないでよ」
「だよな・・・朱音は俺のコト嫌いだもんな・・・」
「どうしたの?雅人」
「別に・・・最近、離婚は口にしないけど、離婚する気はなくなったのか?」
「無いワケじゃないわ・・・お母様の体調が少し優れなかったようだし、私達が離婚するなんて知れば余計な心労かけるでしょ?」
「そう言うコトか・・・」
雅人は納得してスマホを弄り始める。
同じ空間に居ながらも別々のコトをして時間を過ごす。甘い睦言もスキンシップもない。今は唯の同居人だ。
「雅人は私のコト愛してるのよね・・・」
「いつでも朱音をコトを想っているよ」
「じゃいつも私のコト抱きたいと思ってるの?」
「…あんな風に無理矢理抱いて・・・罪悪感があるし。今は求めないように自制している。だから、そんなコト訊くなよ」
箍の外れた雅人が今度はストイックになっていた。
「朱音が俺を欲しいのか?」
雅人はスマホからテーブルに置き、私を興味深々に見た。
「じ、冗談言わないでよ」
「だよな・・・朱音は俺のコト嫌いだもんな・・・」