プレシャス~社長と偽りの蜜月~
妊娠を確定させてから、妙に気分が悪くなり始めた。
「顔色悪いぞ」
「大丈夫よ」
私は青ざめた顔に普段は使わないオークル系のBBクリームを塗った。
「お前、妊娠してんだろ?休めよ」
「何で私の妊娠知ってるの?」
「これがお前のバックに入ってた」
雅人は、どこに行ったのかと私が探していた産婦人科で貰った小冊子を目の前に突き出した。
「貴方が持ってたの??」
「俺以外に誰が居るんだ・・・」
私は雅人の手から奪い返した。
「顔色悪いのは悪阻だろ?」
「べ、別に大丈夫よ・・・」
「流産でもされたら、困る。大人しく休めよ」
「・・・私別に産むと決めたワケじゃないわ。相手は貴方だし」
「中絶は俺が許さないぞ」
「貴方が手術するワケじゃないでしょ?大体、雅人は確信犯でしょ?」
「結婚して新しい家族を作りたいと思うのは男も女も同じだ・・・」
「何が新しい家族よ。私達は愛し合って抱き合ったんじゃないわ」
「時間がない。俺は出社する。朱音は休むんだ・・・」
「顔色悪いぞ」
「大丈夫よ」
私は青ざめた顔に普段は使わないオークル系のBBクリームを塗った。
「お前、妊娠してんだろ?休めよ」
「何で私の妊娠知ってるの?」
「これがお前のバックに入ってた」
雅人は、どこに行ったのかと私が探していた産婦人科で貰った小冊子を目の前に突き出した。
「貴方が持ってたの??」
「俺以外に誰が居るんだ・・・」
私は雅人の手から奪い返した。
「顔色悪いのは悪阻だろ?」
「べ、別に大丈夫よ・・・」
「流産でもされたら、困る。大人しく休めよ」
「・・・私別に産むと決めたワケじゃないわ。相手は貴方だし」
「中絶は俺が許さないぞ」
「貴方が手術するワケじゃないでしょ?大体、雅人は確信犯でしょ?」
「結婚して新しい家族を作りたいと思うのは男も女も同じだ・・・」
「何が新しい家族よ。私達は愛し合って抱き合ったんじゃないわ」
「時間がない。俺は出社する。朱音は休むんだ・・・」