プレシャス~社長と偽りの蜜月~
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「まさとは入っちゃダメ!!」
俺は朱音のお城であるガゼボに入るコトは許されなかった。
「どうしてですか?おじょうさま」
「ここはあかねのお城だから・・・」
「お城・・・ですか・・・ではおじょうさまはお姫様なんですね」
「そうよ。わたしはおひめさま。でも、まさとは私のけらいだから…外でお城のみはりしないといけないから…入っちゃダメなの」
俺は家来か・・・
「お城に入れるのはおひめさまだけですか?」
「ううん、おうじさまならいい」
―――――王子様ならいいか・・・
俺はこっそりと朱音の留守中にガゼボに入った。
その中で見たのは朱音の書いた相合傘。
二人の名前は俺と朱音の名前だった。
これを見られるのが恥ずかしいから俺に入るなと言ったんだと悟る。
今の俺は朱音の守り役。
彼女の王子様は俺じゃない。朱音はいつか結城家と相応しい家柄のご子息と一緒になるんだと思っていた。
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「まさとは入っちゃダメ!!」
俺は朱音のお城であるガゼボに入るコトは許されなかった。
「どうしてですか?おじょうさま」
「ここはあかねのお城だから・・・」
「お城・・・ですか・・・ではおじょうさまはお姫様なんですね」
「そうよ。わたしはおひめさま。でも、まさとは私のけらいだから…外でお城のみはりしないといけないから…入っちゃダメなの」
俺は家来か・・・
「お城に入れるのはおひめさまだけですか?」
「ううん、おうじさまならいい」
―――――王子様ならいいか・・・
俺はこっそりと朱音の留守中にガゼボに入った。
その中で見たのは朱音の書いた相合傘。
二人の名前は俺と朱音の名前だった。
これを見られるのが恥ずかしいから俺に入るなと言ったんだと悟る。
今の俺は朱音の守り役。
彼女の王子様は俺じゃない。朱音はいつか結城家と相応しい家柄のご子息と一緒になるんだと思っていた。