キミに手を〜『好き』の二文字を言えるその日まで〜
6章目〜ToN.
Future Style
卒業式から少しばかり時が過ぎ、
私は高校生になった。
あの日以来、堀野さんとは会っていない。
今頃どうしてるのか、
少し気になるところではあるけれど、
なるべく考えないようにしてる。
だって...、
考えたらまた、告白しなかったこと
後悔したくなっちゃいそうだから。
いつか、
また告白を考えたら次こそは『好き』って伝えたい。
相手が、堀野さんじゃなかったとしても。