キミに手を〜『好き』の二文字を言えるその日まで〜
1キロ近くある直線道路に

差し掛かったとき、

2人はいきなり自転車の

スピードを上げた。

『どうしたの?待ってよ!』

私は懸命に追いかけたけれども、

彼らはスピードを緩めることなく私の方を

向いて笑っているだけだった。


その日からだった。
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