キミに手を〜『好き』の二文字を言えるその日まで〜
私はもう耐えられなくなって、

ためしに赤崎を殴ってみた。

すると、すぐ近くで見ている寺坂に

『お前が先にやってきたんだから

こうなってるんだろ』

的なことを言われ、

反抗の甲斐もなく

再びひざ蹴りが始まった。

もう、ほかのみんなも帰ってしまっていた。
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