キミに手を〜『好き』の二文字を言えるその日まで〜
見つからないままの日々が続いた。

このころはもうすぐ音楽会ということもあり、毎日練習があった。

『うーん、じゃあもう諦める...?』

これは副担任の出野(いでの)先生に言われた言葉。

言われた日は、音楽会当日。

やっぱり私は、諦めることが出来なかった。
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