キミに手を〜『好き』の二文字を言えるその日まで〜
その日から私は、彼女のことを自然に目で追うようになっていた。

相談室ではほかのみんなと同じように話せていた。

でも、いざ帰り道で2人だけになるとうまく話せずにいた。



私が本当に好きな人は誰なのか。



ふとその疑問が頭をかすめた。

答えは出ているはずだと思いつつも、

実際は違うのではと思っている自分もいた。
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