夜のオフィスは波乱の幕開け
なんだかんだしていると大野さんに呼ばれ、大手ゼネコンとの企画は通ったから、新たなプロジェクトを大野さんと何人かのメンバーで進めるチームに呼ばれた。
大野さんの表情から察するに、今度のプロジェクトは相当規模のでかいもののようだ。
斎藤さん、昨日は楽しい時間を、ありがとうね。
噂で聞いてるかもしれないけど、いつもどおり気を抜かずに頑張ろうね。
はい、もとろんです。精一杯やらせてもらいます。
私と大野さんとほかに各部署から数名が、このチームに参加するようだ。
プロジェクトのリーダーと思われる人から今回の内容は政府からの要請による、首都圏の公共交通の渋滞緩和策として高速道路の建設や、老朽化した民家のリフォーム、待機児童の減少を目的とすれ保育園、幼稚園の建設など大きく3つに分かれるようだ。
なるほど、確かになかなか大きなプロジェクトである。
それから3時間みっちり関連会社など政府要人と会議をし、いくつか残っていた仕儀を終わらせて、帰ろうとするとまたまた偶然にも大野さんと、エレベーターで一緒みなってしまった。
めっちゃ、心臓ドキドキなんですけどー。