夜のオフィスは波乱の幕開け


私は、すぐにこのバーを気に入った。




   バー店内にある、バーカウンター、テーブルや椅子などの調度品どれもが洗練されていた。

「君はこのバーは初めてかな?もしかして来たことがあったかな?」

「いえ!こんな素敵なバーは生まれて初めてです!連れて来てくださって、ありがとうございます!」


「いえいえ、どういたしまして。
さて、何を頼む?」

「そうですね、部長にお任せします!」

「そう?では私のオススメを頼むとするとしよう。」


「マスター、ジントニックとバーボンをお願いします。」

「部長、今日はこんな素敵なバーに連れて来てくださって本当に、ありがとうございます。」


「いいんだよ。いつも頑張ってくれているからね。たまには息抜きしたほうがいいよ。
若い芽を潰すことになりかねないからね、たまには仕事のことは忘れてリフレッシュすること大切なことだよ。」





   そう労いの言葉をかけ、ペースもあまり考えずに、いろんなカクテルや、お酒を飲んだ。



   そのどれもが美味しく上品な口あたりで、これほど美味しいお酒を私は飲んだことがなかった。




  そして甘美な時間はあっという間に過ぎ去っていった。



   
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