夜のオフィスは波乱の幕開け
指輪は、この前千和が眺めていた某ニューヨーク発の世界的有名ジュエリー店の指輪を選んだ。
よかった。サイズもピッタリで、すごく似合ってるね。
その瞬間、千和が抱きしめてくれた。
もう遅いよ。ずっと待ってたんだよ?
ほんとにさ~、私がどれだけ、その言葉を待っていたか。
ごめん、ごめん。だいぶ辛くて不安な気持ちにさせてしまったね。
でも、これからはさ将来のためにさ2人で一緒に住まないか?
えぇー!いいの!いよいよ結婚に向けて動きだしたって感じだね。
そうだね、とりあえず千和の御両親に、事の経緯を説明しとかないとね。