さくら 咲け
「愛情表現してくれるから。」
「中野くんも、話す時は話すけど、しっかり好き...って言ってくれるし。
ほら、」
そう言って首元に輝くネックレスを指さして
「こういうの、幸せになれるんだ。
愛されてるって」
「良太くんは...地味だからって切り捨てる人?
私はそうはみえないよ。
だって、そんな人だったとしたら、告白してから数ヶ月も保留で待ってくれると思う?」
「...ない」
「ん?」
「思わない!」
「じゃあ、いいじゃん。」
「うん...」
そっか。私、良太くん好きになってもいいんだ。
「私、良太くん好きだ」
そう言った私を
「おぉ~!」
「よく言った!」
と言って褒めてくれた二人の友達は、私にとっては偉大すぎる大好きで、大切な友達。