さくら 咲け
話しかけてきたのは、良太くん。
その横に
「圭介くん!?」
「麻奈さん、こんにちは」
「こ、こんにちは
二人共どうしたの?」
「俺らは買い物~
麻奈ちゃんたちは?」
「私たちも買い物だよ~ん
私の服買うの手伝って貰ったの~」
立ったまま話すのも嫌なので、一緒の席に座ってお茶することになった。
「今ね~、麻奈ちゃんに良太のアドレス登録してもらってたの~」
「あぁ、そうだったんだ」
「よし、終わった
待ってね、良太くん。今メール送るから
届いた?」
「ん?あぁ、届いたよ
登録しとく。」
「良太、ついでに僕にも転送して。登録するから」
「おう」
圭介くんの携帯に私のアドレスがはいることにドキドキする。
「麻奈さん、届いた?」
「え、あっ、うん、来てるよ
登録しとくね」
来たメールのアドレスを電話帳に登録する。
好きな人のアドレスが入ってるって、すっごいドキドキするね。
「麻奈ちゃん、私にも送って~」
「ん、わかった。ちょっと待ってて」
沙奈に圭介くんから来たメールを転送する。