さくら 咲け
「はーあ、二人ともいいねぇ、青春してて」
「なによう、花穂ちゃんだってしてるじゃない!」
「進展も後退もないもん。」
「作ろうとすれば、あるよ!」
「私もなんかに誘おうかな~」
「おお!それいいね!どこにするかみんなで決めよ!」
「えぇー、なんかやだ」
「認めませーん
どーする、朱里ちゃん」
「プール...は嫌だろうから図書館で勉強とかは?」
「うーん、それって夏イベント成立するかなぁ?」
「あ、夏祭りがあるよ!」
「よし、それにしよう!」
「ちょっと二人とも、勝手に決めないでよ」
「花穂ちゃん、夏祭りに先輩誘おう!」
「えぇ...」
その後渋々に見えてウキウキが隠せてない花穂ちゃんが、先輩にメールをした。
数分後に返ってきた先輩からのメールには、『いいよ!』と書かれており、それを見た花穂ちゃんの顔が真っ赤になったのは言うまでもない。